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ヘストン JC.6[へすとんじぇいしー6]
ヘストン JC.6(Heston JC.6)は、ヘストン・エアクラフト社により設計/制作された観測機("Air Observation Post":AOP)の試作機である。ヘストン・エアクラフト社は以前にヘストン フェニックス、ヘストン T.1/37やネイピア=ヘストン レーサーを製造していた。このJC.6は、ヘストン A.2/45やヘストン AOPという名称でも知られている。 == 開発 == ヘストン JC.6は、イギリス陸軍向けの観測機を求める航空省要求仕様 A.2/45に応じて設計/製作された。ヘストン・エアクラフト社は2機の試作機を製作し、初号機の''VL529''が1947年8月に初飛行を行ったが試作2号機が''VL530''は飛行することはなかった。 JC.6は、先端に垂直尾翼を備える水平尾翼で繋がった2本のブームを持つ全金属性の片持ち式単葉機であり、2本ブームの間の中央胴体の後部に備えるデ・ハビランド ジプシー・クイーンで推進式プロペラを駆動していた。タンデム複座のコックピットは大型の透明キャノピーで覆われ、首車輪式降着装置、短距離離着陸(STOL)性能を持たせるため主翼にはスロットとフラップを備えていた。評価試験中に競合機のオースター AOP6の方が高性能を示し、量産の発注を受けた。''VL531''と''VL532''の2機分のシリアルナンバーがJC.6に与えられたが、製作はされなかった。 水上機型がSaro P.100としてサンダース・ロー社で設計されたが、製作はされなかった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヘストン JC.6」の詳細全文を読む
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